いつも週末酒プレをご覧いただきありがとうございます。Hオカです。
今回ご紹介するのは、2024年6月製造分よりリニューアルしたキリン一番搾りです。
1990年の発売から2024年で34年もの間愛され、35年目を迎える人気の生ビール。
一番搾り麦汁だけで製造したということで、発売当時は話題になり、そのままロングセラーになりました。
今回はそんな愛されビール、一番搾りをピックアップします。
「【一番搾り】歴史が知りたい・・・」
「【一番搾り】のレビューを見たい」
「【一番搾り】の口コミを見たい」
「【一番搾り】ってオンラインで買えるの?」
そんなあなたには、この記事がおすすめ。
この記事を読めば以下のことがわかります。
一番搾り誕生の前に、失敗に終わって教訓になったビールがあるんだよな。
よく知ってるな。
そこの部分も軽く触れていくよ。
【一番搾り】って一体、どんなビールなの?
キリン「一番搾り」は1990年に登場したビールです。
ビール製造工程で、最初に搾られる「一番搾り麦汁」だけを使用するという、革新的な製法を採用。
これにより、雑味の少ないクリアな味わいを実現しました。
この製法は当時、国内外で注目され、ビール市場に新たなスタンダードを築きました。
【一番搾り】誕生のきっかけ
キリンは1980年から1990年にキリンライトビールと呼ばれる、低カロリータイプのビールを発売していました。これは通常のビールよりアルコール度数がやや低めで、ライトな口当たりが特徴で、主に健康志向の消費者や、カロリーを気にする方をターゲットにしていましたが、ヒットはせず。この失敗の教訓を生かして生まれたのが一番搾りと言われています。
当時の日本では、ビールは「苦い」「重い」というイメージが強く、特に若年層や女性を中心に、より軽やかで飲みやすいビールを求める声が高まっていました。また、消費者が品質や製法に対して敏感になり、本物志向の製品が注目される時代になっていたのです。
その流れを受け、キリンは「ビールの新たな価値を提供しよう」という目的で開発をスタート。その中で着目されたのが「一番搾り製法」です。従来のビール製造では、最初に得られる一番搾り麦汁と、二度目に搾られる二番搾り麦汁を混ぜてビールを作ることが一般的でした。しかし、「一番搾り」では、最初の一番搾り麦汁のみを使用し、これにより雑味を抑え、よりクリアで飲みやすいビールを実現しました。
また、この製法は、素材の良さを最大限に引き出すという点でも画期的でした。より繊細で、かつ麦の旨みが引き立つ味わいが生まれ、結果的にビールの飲みやすさとコクを両立させることに成功したのです。
1990年に「一番搾り」が発売された際、その洗練された味わいは従来のビールに対するイメージを一新し、すぐに多くの消費者に支持されるようになりました。
【一番搾り】の実飲レビュー
一番搾りの歴史が少しわかったところで、実際に飲んでレビューをしていきます。
まずはパッケージデザインから順番にチェックしていきましょう。
チェック【パッケージデザイン】
これまでの一番搾りのデザインをベースにして、正面左上には赤色の帯に「新」という文字が描かれています。
そして背面にも「新」の文字。リニューアルを前面に押し出したデザインになっています。
チェック【プルトップを開ける音&グラスに注ぐ音】
チェック【色】
黄金色の美しいビジュアル
「一番搾り」は、少しの濁りがありつつもクリアな黄金色が特徴。
その透き通る色合いが目を楽しませ、グラスに添えた指が見えるほどの透明感があります。
この黄金色は、麦芽の豊かさを感じさせながらも軽やかで、視覚的にも飲む前から期待が高まるビジュアルです。
ビール初心者から愛好者まで、幅広い層に楽しんでもらえる一目で美しさを感じる色味です。
チェック【泡の質・泡の持ち】
クリーミーな泡立ちの魅力
「一番搾り」の泡立ちは非常にクリーミーできめ細かく、泡の保持性も高かったです。
注いだ時の泡の美しさに加え、口に含むとふんわりと広がる泡の質感が心地いい・・・。
麦芽のコクもたっぷりと感じられるのもいいですね。
このビールの泡は、単に見た目を彩るだけでなく、その味わいにも一役買っており、ビールの全体的な風味をさらに引き立てます。
チェック【香り】
濃厚な麦芽の香り
「一番搾り」の香りは、麦芽の豊かなコクをしっかりと感じさせる、風味豊かなもの。
香りの強さはそこそこあり、グラスに近づけた瞬間にその芳醇さが広がりました。
エール系のフルーティーな香りとは違い、しっかりとした麦の香りが印象的で、ビールらしい味わいを予感させます。
この香りの力強さが、一番搾りならではの飲み応えを生み出すエッセンスになっています。
チェック【味(苦味・酸味・コクなど)】
呑み口が軽やかにリニューアルした
「一番搾り」を一口飲んだ瞬間、口いっぱいに広がる麦のコクと旨みが、最初に感じるインパクトでした。
しかし、軽やかになった・・・?いやすっきり感が増したのか・・・?
コクは確かに感じられるんですが、より飲みやすい仕上がりになっています。
(これは飲む人によって評価がわかれるかも・・・)
重たすぎず、スッキリとした飲みやすさが特徴で、ライトユーザーにもおすすめできる味に仕上がっています。
チェック【キレ・喉ごし・余韻など】
しっかりとしたキレと余韻
「一番搾り」は、飲み終わった後も旨味がしっかりと口の中に残り、長い余韻を楽しめます。
苦味は抑えられているものの、ビールらしい適度なキレがあり、爽快感も味わえます。
飲み進めるうちに、重たさを感じることなく、次の一口を自然と誘われる軽やかさが魅力。
喉越しもスムーズで、秋の味覚、秋刀魚などの食事とも合いそうなシンプルで飽きの来ない味わいです。
通信簿・総評
「一番搾り」は、麦芽の豊かなコクと甘み、そしてクリーミーな泡立ちが特徴のビールです。
リニューアル後は、さらに飲みやすくなり、麦の旨みがしっかりと楽しめる仕上がりに。
(前のほうがビールらしさがあったという声も多少ありそう・・・)
でも、しっかりキレもありながら、苦味は抑えめで、軽やかさが魅力の味わいに仕上がっています。
今回のリニューアルはライトユーザー向けの変更だと感じましたね。
【一番搾り】の評価・口コミ
次に【一番搾り】を飲んだ方々の口コミをチェックしてみましょう。
先ほどもレビューで書きましたが、ライトな呑み口になったことが一番搾りファンの評価を下げている感じです。
ポジティブな口コミ | ネガティブな口コミ |
---|---|
呑まない若者に向けた味になっている。 軽めで飲みやすい。 | リニューアルで味が薄くなっている。 |
美味しさが元に戻った。 | 旨味・甘みが前より控えめになっている。 |
重厚で力強い。でも香りはそのまま。 美味しい一番搾り。 | 味気ない感じ。 |
おお・・・。
なかなかみなさん厳しい。
甘めの評価をつける私でも、このリニューアルは大胆に変えてきたなと思いましたが、やはり軽くなったという印象が強かったようです。
あまりに軽くしすぎると、今年発売した晴れ風に近づいてしまうのでここはキリンビールの腕の見せどころだと思います。
一番搾りの看板を外して飲んだら美味しいんですよ。
ただ一番搾りっていうブランドがあるのでみなさん厳しくなってしまうんでしょうね。
厳しい意見が多い中で、「美味しい頃の味に戻った」という声もあり、みなさんに愛されているビールというのが痛いほどわかりました。
人気商品ゆえの厳しさだな。
それだけ愛されているビールだってことよね。
【一番搾り】はオンラインで買える?
オンラインで購入できます。
Amazon、楽天市場、Yahooショッピングなど各種モールで取り扱っています。
通年販売している、ブランドなので実店舗の取り扱いも多く、コンビニでも購入できます。
そういうHオカは、兵庫県下の業務スーパーで、350ml、196円(税込)で購入しました。
【一番搾り】の製品概要
最後に【一番搾り】の製品概要をチェックします。
2024年に発売された晴れ風と比べてみました。
軽くて飲みやすいと評判の晴れ風とカロリーはほぼ変わらず、糖質やプリン体の数値も低いです。
これがスッキリ、飲みやすさの要因なのかもしれません。
画像 | |||
商品名 | 一番搾り生ビール | 晴れ風 | |
内容量 | 350ml | 350ml | |
原材料 | 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ | 麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ | |
アルコール度数 | 5.0% | 5.0% | |
純アルコール量 (350mlあたり) | 15.4g | 14g | |
成分 100mLあたり | エネルギー | 40kcal | 39kcal |
たんぱく質 | 0.4g | 0.5g | |
脂質 | 0g | 0g | |
炭水化物 | 2.7g | 3.0g | |
-糖質 | 2.6g | 2.9g | |
-食物繊維 | 0~0.2g | 0~0.2g | |
食塩相当量 | 0g | 0g | |
プリン体 | 約10.3mg | 約11.0mg | |
缶の形状 | ツルツル | 多少マットな手触り | |
購入したお店・値段 | 196円(税込/ 業務スーパー) | – |
【一番搾り】紹介記事のまとめ
ここまで2024年にリニューアルした【一番搾り】について、レビューや口コミ、製品情報をご紹介してきました。
それでは今回のまとめです。
- 【一番搾り】は、1990年に誕生したビールで35年目を迎える人気の生ビール。(2024年現在)
- 【一番搾り】は、リニューアル後に、すっきり感が増し、飲みやすさが向上。ライトユーザーも気軽に手に取れるビールになった。
- 【一番搾り】のリニューアルは、一番搾りのファンからは「軽くなった」「あっさりしすぎ」との声も多い。
- 【一番搾り】は、オンライン・実店舗どちらでも購入できる。
長く愛されるキリンの生ビール【一番搾り】、リニューアルしてどのような味になったのか、Hオカも興味がありましたが、近年の消費者嗜好に合わせてライトな味わいに舵を切ったように思えました。
飲みやすさが向上した【一番搾り】をぜひあなたも飲んでみてください。