「沖縄のホワイトエール?どうせ軽めで飲みやすいやつやろ」
そう思ってたら香りで頭をぶん殴られた。
コリアンダーのスパイス感がエグいレベルで前に出てくる。
雰囲気が良ければ飲めるが、油断して平日のデスク横で開けたら最後。
これは“空気込みで楽しむ沖縄系クラフト”と割り切った方がいい。

香りに相当クセがあったようだな。

そうそう。
コリアンダーシードがしっかり効いてる。
パクチー系が苦手な人は厳しいと思う。
でも好きな人はハマると思うよ。
オリオン 75BEER ホワイトエールの商品情報
画像 | ![]() | |
オリオン 75BEER ホワイトエール | ||
原材料 | 麦芽(外国製造)(大麦麦芽、小麦麦芽)、ホップ、小麦、オレンジピール、コリアンダーシード | |
アルコール度数 | 5.0% | |
純アルコール量 (350mlあたり) | 14.0g | |
成分 100mLあたり | エネルギー | 46kcal |
たんぱく質 | 0.5g | |
脂質 | 0g | |
炭水化物 | 3.9g | |
-糖質 | 3.9g | |
-食物繊維 | 0〜0.4g | |
食塩相当量 | 0〜0.02g | |
プリン体 | – | |
缶の形状 | ツルツル | |
購入したお店 | 兵庫県内|ファミリーマート | |
購入した値段 | 350ml 322円(税込) |
オリオン 75BEER ホワイトエールの実飲レビュー
沖縄県産の小麦に、オレンジピールとコリアンダー。
字面だけ見れば爽やかで飲みやすそう。
……でもこれは“素材の主張が強すぎる一本”。
ビールの形をしたスパイス酒、と言った方が早い。

クセは強いです。
こういうのって女性の方が好みかも。







色・見た目
淡くて明るい金色。
透明度も高くて、グラスに指を添えるとしっかり見える。
沖縄の海を思わせる綺麗なビジュアル。
見た目だけなら最高の“乾杯ビール”。
泡立ち
きめ細かさはあるが、立ち上がりは控えめ。
保持性も低く、すぐ泡が消えていく。
見た目の清涼感とは裏腹に、泡の印象は少し頼りない。
ただ、このビールに泡の演出はそこまで求められていないのかも。
香り
はい、問題はここ。
コリアンダーシードが全力で襲ってくる。
柑橘系の爽やかさもあるにはあるが、完全に香辛料寄りのアロマ。
「好きか嫌いか」でバッサリ分かれるタイプ。
ハマる人には天国、苦手な人には厳しめの香り。
味


飲んだ瞬間にコリアンダーとオレンジピールが絡み合った味が拡散。
酸味は程よく、苦味はゼロに近い。
全体的にまろやかでフラットな味わいだけど、
香りのインパクトが強すぎて、味がついてこれてない感も。
料理と合わせるには少し難しいが、単体で飲むならアリ。
ただし「オリオン=軽くて爽やか」のイメージで飲むと裏切られる。
後味・余韻
後味にもコリアンダーの残り香がしっかりと居座る。
さっぱりしたい気持ちを裏切って、“俺はここにいる”と主張してくる余韻。
ビールの中でこんなに香りが長引くのも珍しい。
重さはないけど、軽くもない不思議なポジション。
オリオン 75BEER ホワイトエールの口コミ・評判
全体的には“香りの個性”に賛否が分かれる。
「沖縄っぽくて好き」という声もあれば、「これはキツい」という声も。
クラフトビール好きには概ね好印象の模様。

スパイスの香りが印象的。クラフトらしいクセがあって面白い(Xより)

オリオンらしくないけど、それが逆に新鮮(レビューサイト)

軽いのかと思ったら香りがキツめ。苦手だった…(ECサイト)

ビールの形をした沖縄の空気。
そう言っても過言じゃないぐらい、“場所と雰囲気に寄せて飲むべきビール”。
日常の晩酌や仕事終わりの一杯に向いてるとは思わない。
でも、夕暮れの海辺や旅先で飲むなら、確実に記憶に残る一本。
香りのクセが強いだけに、好き嫌いは割れる。
だがそれも含めて、“オリオンの攻めた一面”として評価したいですね。
オリオン 75BEER ホワイトエールがおすすめの人やシーン

まとめ:コリアンダー爆発のクセ強クラフト。

オリオン 75BEER ホワイトエールは、
香りのクセを愛せるかどうかで評価がガラリと変わる異色の一本。
苦味ゼロで飲みやすいはずなのに、香りが強すぎて軽さを感じにくいという逆転現象。
でも、沖縄の素材と風土をここまで詰め込んでくれたことには拍手。
飲むシチュエーションまで含めて設計されたような“体験系ビール”だった。