青いビールなんて、完全にネタだと思うでしょ?
でもこれは違う。
クチナシで色をつけて、オホーツクの流氷で仕込んだ本気の変化球ビール。
ビールらしさを期待して飲んだら肩透かし。
だけど見た目とギミックは圧倒的。
「飲むエンタメ」ってこういうのを言うのでしょう。
というわけで、がっつり毒を交えつつレビューします。

開栓してグラスに注いだ時、オマエ声上げたろ?

うむ。
予備知識がない状態で開けたのでビックリした。
このビール、ここでツカミはOKでしょ。
網走ビール 流氷ドラフトの商品情報
商品名 | ![]() | |
商品名 | 流氷ドラフト | |
原材料 | 糖類(国内製造)、麦芽、ホップ/着色料(クチナシ色素) ※麦芽使用率25%未満 | |
アルコール度数 | 5.0% | |
純アルコール量 (100mlあたり) | – | |
成分 100mLあたり | エネルギー | 42kcal |
たんぱく質 | 0.1g | |
脂質 | 0g | |
炭水化物 | 3.5g | |
-糖質 | – | |
-食物繊維 | – | |
食塩相当量 | 0.003g | |
プリン体 | – | |
缶の形状 | ツルツル | |
購入したお店 | 兵庫県内のAEON FOOD STYLE | |
購入した値段 | 330円(税込) |
網走ビール 流氷ドラフトの実飲レビュー
第一印象?もちろん「うわ、マジで青いやん…」
冷蔵庫から出した瞬間テンションは爆上がり。でも問題は“中身”。

最初にビール液を見た時、大丈夫なのか。
とマジで思いました・・・。







色・見た目
もう何回でも言うけど、青い。ほんまに青い。
薄いラムネ色、もしくは凍った海をグラスに注いだような色合い。
透明感は低く、指先は見えない。
クチナシの天然色素でここまで出すとは恐れ入った。
見た目だけなら合コンの乾杯ビールにしたいぐらい映える。
泡立ち
泡立ちは少なめ。細かいけど立ち上がりは控えめ。
保持性も弱めで、写真撮るなら開栓直後に急げって感じ。
まあこのビール、泡より色が主役やし、別にええかって納得してしまう。
香り
甘めのモルト香がふわっと広がる。
もっと爽快感ゴリ押しかと思ったら、意外とまったり系。
みずみずしさと甘さが混在してて、良くも悪くも“ビールっぽくない”。
味


酸味と甘さがメイン。苦味は完全に捨ててきた。
柑橘系の香りがわずかに広がって、飲み口は軽やか。
ビールというより柑橘系フルーツサワーって感じ。
成分表記も糖類が最初に書かれているってことはそういうことなんだろう。
ガツンと来る重みはないけど、これはこれで初心者向けにはちょうどいいです。
後味・余韻
甘さが残りつつも、あとには引かない。
キレはないけど、ダラっともしてない。
これ、シャーベットにしてもいけるんちゃうか?ってくらいライトで涼やか。
ぬるくなる前に飲み切るのが鉄則。
キンキン推奨。
網走ビール 流氷ドラフトの口コミ・評判
みんな見た目のビジュアルに惹かれてます。

青さに惹かれて買ったけど、味は思ったよりまろやか。色に全部持ってかれた。(Xより)

これ冷やしてシャーベットっぽくしても美味しそう。(レビューサイト)

ビールの苦味が苦手だからこれ好き。もはやカクテル枠。(ECサイト)

これはもう「映えのためのビール」って割り切って飲むべき。
味はあっさり、香りも甘め、苦味なし。
ガチビール勢には物足りないけど、だからこそ幅広く受け入れられる。
前提が「青い」ですから。ビールらしさを求めたらアウト。
完全に“変化球のプロ”。
そう考えると、よくここまでブレずに“ネタ枠”を仕上げたもんやなと感心すらしました。
網走ビール 流氷ドラフトがおすすめの人やシーン

まとめ:オホーツク海をビールで味わいたいなら

ネタっぽく見えて、意外とちゃんとしてる。
でもやっぱり、主役は味じゃなくて「青さ」。
クチナシ色素と流氷仕込みっていう素材のこだわりも含めて“語れるビール”として優秀。
クラフトビールを真面目に飲む日には向かないけど、ちょっとした贅沢気分やプレゼント、SNS映えには超絶アリ。
1本だけ冷やしといて、特別な夜に“話題提供係”として活躍してくれるはずです。