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【ビールのスタイル一覧】初心者もわかりやすく調査|24.05.08更新

ビールのスタイルって何?

※この記事は2024年6月24日に更新しました。

こんにちは、Hオカです。
記事でビールの紹介もしていますが、
そもそもビールって、スタイルという括りで分類されているって知ってましたか?
思い立ったが吉日。どれくらい種類があるのか興味があったので、色々調べてみました。

細かく分類すると50種類とも100種類くらいあるようですね。

今回は自分の知識も増やすために、ビールのスタイルを一覧でまとめてみました。

  • ビールのスタイルってどんな種類があるんだろう?
  • ビールのスタイルによってアルコール度数は違うの?
  • ビールのスタイルによって味や色は変わるの?

そんなことを知りたい方にこの記事を読んで頂ければと思います。

Hオカ
Hオカ

ビールって奥が深い。IPA、ペールエールは高級ビールのイメージがあるな。

お酒たち
お酒たち

お前の安月給なら少量しか飲めないな。

Hオカ
Hオカ

そんなこと言わんでくれ(涙)

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ビールのスタイルとは?

そのビールが持つ特定の特徴や特性のグループや範疇のことをスタイルと呼びます。

異なるスタイルのビールは、原料、製造プロセス、風味、香り、外観など、独自の特性があります。
ビールのスタイルは、国や地域、醸造所、伝統など、様々な条件により異なり、非常に多岐にわたります

一般的なもの、代表的なものが以下の通りです。

ラガー
ピルスナー
クリーンで軽快な味わいが特徴。淡い色合いとクリスプな仕上がりが特徴的。
ドルトムンダー
より力強なピルスナーで、アルコール度数が高め。
エール
ペールエール
金色から琥珀色で、フルーティーな香りとモルトの甘みがある。
IPA(インディアンペールエール)
強いホップの風味と苦味があり、多様なスタイルが存在。
ポーター
ロースト麦芽を使用し、コーヒー、チョコレートのような風味。
スタウト
濃い色合いで、コクがあり、コーヒーやチョコレートの味わいが強調。
エールのサブスタイル
バーレイワイン
高いアルコール度数と複雑なモルトの風味が特徴。
ブラウンエール
茶色い色合いで、穏やかなモルトの風味。
サワーエール
酸味が強調されたスタイルで、ランビックやゴーズなどあり。
ホワイトエール
ベルジャンホワイト
小麦麦芽を主成分とし、オレンジピールやスパイスが加えられ、フルーティーでスパイシーな風味。

ビールのスタイル一覧

ビールの種類は50種類とも100種類とも言われており、様々な特徴があります。
今回は代表的なものをピックアップしてまとめます。随時追記します。

ピルスナー

ピルスナー

1842年、チェコのプルゼン市で初めて醸造されましたのが発祥。
その名前は「Pilsner(プルゼン)」からきており、ドイツで生まれたスタイルがチェコで発展。明るい黄金色、豊かな泡、そして爽やかな苦味は、プルゼン地方の軟水とノーブルホップスの影響を受けた結果と言われています。

ノーブルホップスの芳醇な香りと程よい苦味は、プルゼン地方の独自の土地の特長を表現しています。
ピルスナービールは、その歴史的な起源と共に、明るく爽やかで心地よいビールの代表格となりました。

ノーブルホップスとは

伝統的で高品質なホップスの品種の総称。
ビール醸造において芳醇な香りと微妙な苦味をもたらすことで知られています。
主に、テトニャ、ソーレント、ヘルガブリット、およびミットレフルがあります。

発祥国チェコ
アルコール度数4.0〜5.0%
ビールの色黄金色、透明で清澄な外観。
軽快でキレのある辛口。爽やかで飲みやすい。
クリーミーで豊かな泡。グラスに注いだ時に美しいヘッドになる。

IPA(インディアンペールエール)※2024.05.07追記

 IPA

IPAは(インディア/インディアンペールエール)の略。18世紀のイギリスで誕生。
暑いインドへの輸送中にビールの傷みを防ぐため、ホップスを多く使用し、アルコール度数を高めたスタイルです。強めなホップスの香りや苦味、色合いも濃くなります。

IPAに使われるホップスも重要で、シトラ、センテニアル、シムコーなどがよく用いられるようです。これらは、柑橘類や松脂のような香りをもたらし、爽やかな苦味を与えてくれます。
IPAはクラフトビールの中でも人気の高いスタイルで、その個性的な風味に人気があります。

ホップスの抗菌作用

ビールの醸造中に微生物の発達を抑制し、ビールの新鮮さや保存性を向上させます。

CHECK

IPAの亜種で特徴的なレッドモルトを使用するレッドIPAもあります。
通常のIPAと同様に、ホップの爽やかな苦味やフルーティーな香りがあります。
レッドモルトの存在により、赤みがかった色合いやキャラメルやトーストのような甘みや焼けた風味がプラス。
アメリカンクラフトビールの中でも人気が高いと言われています。

発祥国イギリス
アルコール度数6.0〜7.5%(中程度〜高程度のためそれ以上になることも)
ビールの色多様で、明るい琥珀色から深い橙褐色、時には濃い茶色や黒に至ることも。
強いホップの風味と苦味が特徴的。
フルーティーでシトラス、パイナップル、松脂のような香りや味わいが感じられることも。
クリーミーで豊かな泡。グラスに注いだ時に美しいヘッドになる。泡の持続性が長い。

IPL(インディアンペールラガー)

クラフトビール

IPLは(インディアンペールラガー)の略。

インディアンペールエール(Indian Pale Ale)のスタイルにインスパイアされたビールで、ラガービールの製法を採用しています。
IPLは、このインディアンペールエールのスタイルにラガービールの製法を組み合わせたものです。
ラガービールのクリーンでスムーズな味わいと、ペールエールのフルーティーでホッピーな香りと苦味を持ち合わせています。そのため、クリーンな味わいの中にもホップのフレーバーやビターさが際立ついいとこ取りのスタイルです。

一般的にはフルーティーでシトラス系やパイナップルを含んだ香りを持ち、苦味も比較的強めです。さらに、ラガービールの製法を採用しているため、きれいな味わいとドライな口当たりが特徴です。これらの特徴から、ビール愛好家にとって新鮮で刺激的な選択肢となっています。

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発祥国インド
アルコール度数5.0〜7.0%(中程度〜高程度)
ビールの色琥珀色から金色に近い色合い。明るい色味で通常はクリアで透明感がある。
フルーティーでシトラス系の香りがあるため、ホップのフレーバーやビターさが際立つ。
マルチな麦芽の甘みとバランスがとれた苦味が特徴。
一般的に白くクリーミー。きめ細かく立ち上がりがよいのが特徴。
泡の持続性は通常良好で、グラスに注がれた際に豊富な泡が形成される。

ペールエール

ペールエール

起源は、19世紀初頭のイギリス。醸造技術の向上と麦芽製法の変化により、従来のビールよりも注いだ時の色が明るく、クリアなビールが誕生。これがペールエールの原型です。

その後も進化し続け、イギリスを代表するビールスタイルに昇華。世界各国の醸造所がこのスタイルを取り入れ、様々な派生形が生まれました。現代では、クラフトビールの中で人気の高いスタイルとして親しまれています。

発祥国イギリス
アルコール度数4.0〜6.0%(中程度)
ビールの色複数のバリエーションあり。淡い琥珀色から濃い琥珀色まで様々。
軽めのボディが特徴的。
フルーティーで軽いモルトの甘みと、ほどよい苦味を感じられることも。
香りは花や柑橘類のニュアンスが含まれることもある。
クリーミーで豊かな泡。しっかりとした泡立ち。

ウィートエール

ウィートエールの歴史は古く、ヨーロッパで数百年前から製造されています。
特にベルギーでは、中世からウィートエールが醸造されていて、ベルジャン・ホワイト(Belgian Witbier)として知られるようになりました。このスタイルは伝統的に農家で作られ、小麦やスパイスなどが使用されていました。

ウィートエールの特徴は、小麦(ウィート)を使用して醸造されるスタイルであること。通常、大麦麦芽に加えて小麦麦芽を使用し、その結果、特有の風味と特徴的な口当たりを持つビールが生み出されます。
明るい色合いで濁りがあり、フルーティーでスパイシーな香りが特徴です。ウィートエールは比較的軽やかで爽やかな味わいがあり、ホップの苦味が控えめなことも特徴的です。

発祥国ベルギー
アルコール度数4.0〜6.0%(中程度)
ビールの色一般的には淡い金色から濃いオレンジ色までさまざま。
通常は濁りがあり、ホップの苦味や色素が少ないため、明るく透明感が少ない。
小麦を使用しているため、他のビールと比較してより豊かな口当たりや滑らかな口感が特徴。
フルーティーでスパイシーな香りがあり、バナナやクローブのようなエステルの香りが感じられることもある。
泡は通常、クリーミーで豊か。
ビールを注いだ際にはしっかりとした泡立ちがあり、グラスの表面を覆うように広がる。

ホワイトエール ※2024.05.08追記

ホワイトエールイメージ

ホワイトエールは、ベルギーホワイトビールの一種で、特にベルギーのワロン地域で人気のスタイル。
その歴史は古く、中世から存在していたとされています。

ホワイトエールの特徴は、小麦を主原料として使用し、スパイスや柑橘類などの風味付けがされることです。
一般的には濁りがあり、淡い色合いをしています。
味わいは爽やかでフルーティーであり、柑橘系の香りやスパイスの風味が感じられます。
比較的軽めのボディであり、飲みやすさが特徴です。

発祥国ベルギー
アルコール度数4.0〜5.5%(中程度)
ビールの色濁りがあり、淡い色合い。
爽やかでフルーティーであり、柑橘系の香りやスパイスの風味が感じられる。
泡は通常、クリーミーで豊か。

アンバーエール

アンバーエール

18世紀から19世紀初頭にかけてイギリスで発祥しました。一般的にペールエールよりも一段と褐色の強いことが特徴です。
様々な種類の麦芽を使用して深い色合いと豊かなモルトの風味を実現。ホップも使用され、麦芽の甘みとホップの苦味がバランスよく調和しています。エールの一種で、特に色合いや風味がアンバー色を基調としたものがアンバーエールと呼ばれています。

20世紀に入ると、アメリカでもクラフトビールが台頭し、アンバーエールが人気を博しました。
アメリカンアンバーエールはホップの香りが特に強調され、アメリカのクラフトビールの象徴となりました。

ベルギーでも独自のアンバーエールが醸造されているらしく、ベルギーアンバーエールはスパイシーでフルーティーな味が特徴。個性的な味のようなのでぜひ飲んでみたいですね。

アンバー色とは

赤褐色や琥珀色のこと。
赤みがかった茶色や深い橙色を含む、暖かみを感じさせる色調です。
主に宝石学で琥珀(Amber)のような色を表現する際に使用され、
ビールの色合いやエールのスタイルでも頻繁に使われるようになっています。

発祥国イギリス(その後、アメリカやベルギーでも独自のアンバーエールが誕生)
アルコール度数4.0〜7.0%(中程度)
ビールの色琥珀色から褐色を帯びた色合い。深い赤みがかった茶色や橙色が一般的。
モルトの甘みが感じられつつも、ホップの苦味や風味も程よく調和。
アンバーエールも豊かでクリーミーな泡が立つ。
適切なガスの注入や醸造技術によってさらに持続性が向上する。

スタウト

スタウト

発祥の地はイギリスとされているようです。18世紀半ばにポータービールの一種として誕生しました。
初期のスタウトは「スタウト・ポーター(強壮なポーター)」と呼ばれ、その強烈な味わいが特徴で非常にインパクトのあるものだったようです。

アイルランドでは、有名メーカーの「ギネス」がスタウトビールを広めました。
ドライでコーヒー風味があり、クリーミーな泡が特徴的なアイリッシュ・ドライ・スタウトが特に有名です。

ギネスとは

ギネスは、アイルランド発祥の世界的に有名ビールブランドで1759年にダブリンで創業されました。
250年以上経った今も存在していますので、日本的に言えば、老舗中の老舗、といったところでしょうか。

発祥国ロンドン
アルコール度数5.0〜7.0%(中程度から高程度)
ビールの色非常に濃い色合いをしており、通常は黒や濃い茶色。
これかの色はローストした麦芽の使用によるもの。
濃厚で、しばしばコーヒーやチョコレート、焦がしキャラメルのような風味。
深いコクを感じられる。
クリーミーで豊かな泡。しっかりとした泡立ち。
特にアイリッシュ・ドライ・スタウトは、滑らかな泡が特徴的。

ベルジャンホワイト

ベルジャンホワイト

ベルジャンホワイトは、16世紀にベルギーで誕生したと言われています。
特徴的な小麦麦芽を使用し、オレンジピールやコリアンダーなどのスパイスを加え、ベルギーイーストを使って醸造されます。
これにより、淡い色合いと軽快な味わい、独特の香りが生まれます。豊かな泡とともに、フルーティーでスパイシーな特徴が広く愛されています。

Hオカの勝手な考察

爽やかな感じで夏に飲みたい感じ。女性にも合いそうです。

発祥国ベルギー
アルコール度数4.0〜6.0%(中程度)
ビールの色非常に淡い色合いをしており、通常は淡い黄色や淡い琥珀色。
これは小麦麦芽の使用によるもので、ビールに輝きと透明感あり。
軽快でフルーティーな味わいが特徴的。
オレンジピールやコリアンダーなどのスパイスが用いられ、柑橘類の風味が感じられることも。
クリーミーで豊かな泡。しっかりとした泡立ち。
特にベルギービールの中では、滑らかで繊細な泡が特徴。

ビールのスタイル一覧まとめ

とにかくビールのスタイル種類が多くて、すぐには書ききれません。
随時ビールのスタイル一覧は更新していきます。今回のまとめです。

  1. ビールのスタイルとは、ビールが持つ特定の特徴や特性のグループや範疇のこと。
  2. スタイルには、ピルスナー、IPA、ペールエール、スタウト、ベルジャンホワイトなどがある。
  3. 発祥国は、イギリスが多い

これからも、ビールのスタイルは記載していくので、
ぜひあなた好みのビールを探してみてくださいね。

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